レポート

これまでに行われたイベント・活動からのレポートを掲載します。

第二回「東の食のこれからを考える会」〜レポート

2011年9月15日

2011年9月2日(金)、『第二回「東の食のこれからを考える会」』を仙台市内で開催し、およそ40社、80名(関係者含む)の生産者、支援側の食品関連企業及びメディアの皆様にご参加いただきました。

 

4時間にわたるフォーラムでは、東日本大震災からの食の復興をテーマに、具体的な商談に結びつけることを目的に、四部構成で執り行われました。まず東の食の会の活動報告を行った後、復興に対するニーズや支援への取り組みを参加者全員で議論し、その後商談会を実施しました。

またフォーラムの様子は、河北新報、東北放送や東日本放送をはじめ各種メディアに掲載いただき、被災地域の企業の皆様の状況や想いと、会員企業の皆様の支援の取り組みを広く社会に発信することができました。

 

ここでは、当日のフォーラムの様子を抜粋してお伝えいたします。

 

 

〜ミッションに基づいて、東の食を復興する〜

 

第1部『東の食の会・活動報告』では、当会の活動目的、これまでの活動報告、今後の展開について参加者の皆様にご説明しました。

まず、当会代表理事の高島宏平や事務局代表の高橋大就、蔵谷学から、当会のミッション、「復興枝豆(※)」等の販売実例のご紹介、イベントの実施状況、簡易放射能検査手順の整備等について説明いたしました。

 

 

 《東の食の会 代表理事 高島宏平》

「当会では独自のミッションに基づいて、生産者と食品企業のマッチング事業を中心として新しいビジネスを作り出します。実際に、当会オリジナルのマッチング商品の販売やイベントの開催と共に、安全安心のために放射能検査体制の構築も行なって参りました。

今回のフォーラムでは生産者・食品関連企業の皆様にはよく発言いただき、多くの商談が生まれるよう努力してまいります」

 

続いて、東京と被災地域の連携を進める当会の県代表・青木聡志、島田昌幸、千葉大貴、本田勝之助4名から挨拶があり、生産・加工・流通の各方面から、現状での課題と当会への思いを語りました。

 

(※当会がプロデュースを行い、「オイシックス」及びサッポログループ主催の「恵比寿麦酒祭」(9月16日〜19日)にて販売を行う商品です。詳しくは下記ページをご参照ください。

http://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/matching/380.php

http://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/matching/506.php

 

 

 

 

〜生産者と支援側をつなげて、新しい復興の動きを〜

 

第2部『復興ヒーロー挨拶』では、被災現場の立役者として、「復興枝豆」の生産者でもある舞台ファームの針生氏から、復興への思いについてご報告いただきました。

 

 《株式会社舞台ファーム 代表取締役 針生信夫氏》

「私達の会社は仙台市若林区にあり、農地の6割は津波の被害を受けました。そして3.11以降ボランティア活動を通じ、各地で生産者と話し合いを重ねてきましたが、復興に向けて頑張る方に対する支援体制が必要だと感じていました。 その中で、東の食の会と出会い、農業・漁業など既存の枠を超えて、新しいネットワークを作っていく決意をしました。現状、お米の放射能検査体制などで東の食の会の支援を受けております。

今後は東の食の会や食品関連企業の方から、生産者の弱い部分は支援してもらい、逆に生産者は堂々と各地で情報を発信しつつ、生産者・支援側が対等な形で新しい商品・流通を生み出したいと考えています。」

 

 

〜生産者・食品関連企業のニーズ・シーズを探り合う〜

第3部『ディスカッション』では、生産者、食品関連企業の皆様と共に、被災状況や復興へのニーズ、支援状況について、議論を通じて理解を深めていきました。 1時間半にも渡るディスカッションは予定していた時間をオーバーし、大いに盛り上がりました。途中で席替えを行った後、最後に全体で意見の共有が行われました。共有の際に発表された意見をご紹介します。

 

 

 《生産者》

私たち生産者は質の高い食材を持っていると自負していますが、商品のデザインやメニューの開発などの専門的な協力をいただくことで、より付加価値を高められると感じました。

 

 《生産者》

現在、復興のフェーズは変わりつつあり、被災地からのニーズは多様になってきています。しかしこうした情報が十分に発信されず、支援内容が偏っているように思います。たとえば、水産加工業・製造業にはほとんど支援の目が向いていません。今後は生産から販売まで、それぞれの業態とフェーズに見合った支援が必要であると考えています。

 

 《小売・流通》

私たちは小売業でありますので、店舗の周辺に住んでいる消費者に支えられています。ですから放射能の問題について、消費者に安全だと伝えるためにも、まず生産者の皆さんが放射能への意識を高めていただきたく思うと同時に、東の食の会でもより大きくトピックとして取り上げていただきたいと思います。

 

 《卸》

私達は食品卸でありながら、農産品も生産しており、放射能検査体制の重要性を認識しています。しかし消費者には検査に基づいた安全安心は最低限のことであって、加えて商品自体の魅力も発信していかなくてはいけないと感じています。

 

 

 

 

 

〜新たな商談から新たな復興ストーリーを〜

 

ディスカッションで復興の状況を参加者の皆様に把握していただいた上で、第4部の『商談会』を開催しました。

ディスカッションで生まれた熱気がそのままに、商談会でも生産者、食品関連企業の皆様で情報交換がなされ、会場は盛り上がりました。参加者の声を掲載いたします。

 

 《生産者》

自社の商品をイベントや店舗で使用しましょう、という具体的な提案がありました。売り先を事前に確保できることで、長期的に事業を継続していくモチベーションにもつながると思います。

 

 《加工・販売》

商談会での目標件数には達しましたが、より生産者の参加数が多いと商談がまとまりやすいと思います。また東京での開催だとより支援側の企業も集まると考えています。

 

 《小売・流通》

ディスカッションと商談会を通じて、生産者の苦労がよくわかりました。また放射能検査体制の構築など、安全・安心の明確化も今後重要になると感じました。

 

 

 

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