復興ヒーロー紹介

震災なんかには負けないよ。おいしさでも誰にも負けないよ。

阿部勝太(あべ・しょうた)/漁業生産組合 浜人/宮城県

2012年7月4日

十三浜に生まれ、十三浜を誇り、十三浜の未来をつくる浜人。
次世代の漁業をつくり、漁業から地域に、そして東北に元気と笑顔を。

  

  阿部勝太(あべ・しょうた)
  漁業生産組合 浜人
  宮城県石巻市北上町十三浜
  ◆主要商品◆
  若布、昆布、秋鮭

 

 

 

―漁業生産組合 浜人―

公式HP : http://www.wakamo.jp
公式Blog : http://www.wakamo.jp/wakamoblog

 

―震災による被害―

養殖施設全壊、漁船9割流出、加工場9割全壊、住宅9割全壊。

 

―今後の復興に向けた想いや構想―

今まで、漁業には後継者が育っておりませんでした。
それが3・11の大震災によりさらに加速しております。
従来の漁業の形態を変えて、漁業者が収穫から加工、販売することで、収入の安定と、今まで、作ることのみでは感じることのできなかった新たな、目標とやりがいを感じて、伝えていくことで後継者を育てていきたいと考えております。さらに、漁業体験や、全国でイベント販売すろことで、消費者の方々との交流の場をつくり漁業に親しみを感じていただける努力をしていきます。
地域内の新たな風と、漁業者が直接活動していくことで、交流から生まれる外からの風!2つの風を常に吹かせることで地域に活気と、産業基盤をつくっていきたいと思います。

 

―食や地元にかける想い―

私たちが養殖している、若布、昆布は、恵まれた漁場で養殖しているため肉厚な葉が良い食感をあたえてくれ、ミネラルが豊富です。
恵まれた漁場とは、波のすごく荒い外洋の海で養殖するため葉っぱが揉まれしっかりとした肉厚の海藻ができます。さらに、北上川河口ということもあり、山から流れる豊富な栄養素が海水と交わりミネラル分が高いおいしい海藻になります。それは、淡水が強すぎてもダメで、海水ばかりでも同じ味はだせません。淡水と海水のバランスがちょうどいい十三浜の漁場だからこそ美味しく栄養価の高い海藻ができます。宮城県内で毎年最高値がつけられる自慢の海藻です。

 

―漁業生産組合 浜人からのメッセージ―

3.11以降、地元や漁業がすごく寂しくなっていくのを毎日目の当たりにしてきました。
わたし自身も、現在は家族4人で仮設暮らしです。
どうしたら、地元に活気が戻るだろうと、漁業に後継者が育っていくだろうと、毎日考えてきた結果、でた答えが「人のつながりを大切にしていく仕事をする」事でした。
私たち漁業者ももっと、消費者の方々に近づいていくべきだし、ともに消費者の方々においしさを伝えていただく、飲食店の方々や販売店の方々のようなパートナーにもっと近づいていくべきだと考えました。
そうすることで、本来あるべき姿の、美味しい海産物を食べていただき、交流をもつことで意見や要望をお聞きし更なる努力で品質の向上と、信頼をつくっていきたいと考えております。それが、不安定だった収入を安定させ、活気のなくなっている地域に活気をもたらしてくれると考えております。
私は26歳です。祖父の代から漁師をしており、小学生の時から祖父や父の背中を見て漁を手伝っており、震災の3年前に漁師を継ぎました。地元では約150人漁師がいる中で、20代はたった6人です。今まで個人個人で動くことが当たり前だった漁業の姿ではなく、数少ない地元の若手漁師と手を取り合いながら、若い力を合わせて新しい漁業をつくっていこうと考えております。
下を向き、過去にすがるのではなく、自分たちが次世代の漁業をつくり、漁業から地域に、そして東北に元気と笑顔をつくっていきます。
私には子供が2人おります。子供達の世代が漁業をやっていく中で「あの人たちがいたから、漁業は変わったよね!」と言ってもらえるように背中を見せていきたいと思いますし、自分の子供や孫たち世代が漁業を笑顔で、楽しくやっていけるように、常に前を向きながら進んでいきます。

 

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